医療従事者への感謝と差別防止プロジェクト

 当クラブの例会は年度初めからハイブリッド形式、新型コロナ流行の第3波が始まった11月半ばからは完全オンラインに移行しました。例会での昼食はこれまで、地域の飲食店から弁当を手配していましたが、その予算が不要となり、これを活用できないかと検討した結果、地域の医療従事者へ、感謝を込めて弁当を配布することにしました。

 丹波篠山市医師会副会長を務める会員に取りまとめてもらい、2月25日から3月29日までに市内の4病院、19診療所、3訪問看護ステーションに、約500食の弁当を配布しました。ある病院からは「新型コロナとの闘いで、日々緊張感をもって診療する中、おかげさまで心も胃袋もほっこりと満たされました」とのお礼状をいただきました。地域の飲食店への支援にもなり、当クラブを含めまさに「三方良し」の事業になったと自負しています。

 この事業と並行して、青少年奉仕委員会を中心にシトラスリボンプロジェクト活動を行っています。シトラスリボンは、昨年4月に愛媛県の有志によって考案されたもので、この緑色のリボンを身に着けることで、医療従事者や被感染者への差別をなくそうという活動です。幾つかの小中学校の賛同を得てリボンを作り、市内各所に配布し啓発に努めています。

 これらの事業は、新聞や市の広報などで好意的に取り上げられ、クラブにとっても満足できる奉仕活動となりました。